あの「汚れ」をやってみよう ~アクリルチョイ塗り汚し~
ポーラーベア、カッコいいねぇ~。
すごく前にコイツを中古で安い時に買って作ったんですが、やっぱり中々こんなカッコイイ作例に出来るにはマダマダのようですな。
地道に目指していくのよ、鉄郎。
昔、食玩で売ってたイエローサブマリンの砂漠用っぽいダークイエローのSAFSを1/20ウェーブ製SAFSでやってみようと作業をしてましたが、ちょっと休憩中に「横山宏Ma.Kモデリングブック」を見てたら、先生が残った塗料で塗り足してるところが載ってまして。「この緑がかった茶色を乗せたら、オイラのポーラーベアもカッコよくなるんだろうなぁ…」と、ふと思ったので塗ってみることにしました。
このポーラーベアは、ホントはこの後デカール貼ったりして終わらせようかなと思って、とりあえず外で撮ったのだけど、やっぱりもうチョイと漏れた部分とかのが出てるカッチョイイのにしたいわぁ~と思ってやることにしました。欲深いねぇ。
- 汚れは意外とカーキなヤツが多いのかもしれないね
さて、このアックスナイトに塗ったオリーブドラブった茶色は、我がハナタレ模型人生のバイブルこと「横山宏Ma.Kモデリングブック」の中間あたりに載ってる「ダークアース30118」を参考にして作った色です。ま、気合い入れて「ヨッシャ!ちゃんとタミヤアクリルや水性ホビーカラーで30118をオイラも作るでぇ!」といって失敗したんじゃなかったかな。まあ失敗してもチョイ塗りしてみたら、アラやだ!意外とイイじゃないアナタ!と俺の中のマダムが出てきちゃったもんで、楽しく塗っていくことになったわけです。何でもそのとき楽しくなったもん勝ちよ。
まず元となったダークイエローを使うんですが、どのように作ったか忘れました。スンマセン。たしかタミヤのダークイエローにちょっとミドルストーンとかスカイグレイかロイヤルライトグレイとかをベタベタ入れたと思います。
そんなど忘れダークイエローを薄く薄~くしていきます。どのくらい薄めるかというとシャビシャビな感じになるまでやっていきます。
まずはそのまま塗ってみましたが、ちょっと黄色が強いなと思ったので汚れにするならもう少し暗い色を入れてオリーブドラブっぽい色へ寄せてみました。ただただ黒を入れるよりもココは水性ホビーカラーのジャーマングレー/グラウをちょこちょこ入れながら調整。入れすぎるとオリーブドラブみたいになってくぞ。
黄色系の塗料は白と同じようにで隠蔽力が弱い塗料です。溶剤を入れ過ぎると「なんじゃこりゃぁ~ッ!」ってジーパン刑事になってしまった人も多いと思います。そんな黄色をあえてシャビシャビにして入れていきます。要はアクリル塗料版ウォッシングですね。よく見るエナメルの全部塗って溶剤で拭き取るようなウォッシングではないんですが、そんなシャビシャビを塗ってくと目指してたアノ汚れや垂れが塗れました。よかったですね。
上に載っけたアックスナイトのスマートガンがポーラーベアを仕上げようというのを抜いてダントツの出来になってしまいました。ありゃりゃ。
そんなオイラのポーラーベアですが、塗ってる最中に「白がなんか強いな…」と思って青を足したりして見てたんですが、もっと白くなるといいな。このブログを書いてる最中に「ヨ式3年塗り」を読んだので、ココから暗いトーンや明るいトーンを乗せてもいいですね。納得いかなきゃヤスって塗りなおしても良いし。
あと下地が透けると、より一層カッチョイイんじゃないですかね。Ma.Kは下地が透けたり筆のタッチが残ってるのがカッコイイところのアクセントになりますしね。
そういえば塗ってる最中「アレレ、俺はSAFSやっていたハズだったんだけど、いつの間にかSAFSよりチョイ塗りが楽しくなってきちゃったゾよ?」となりましたが、まあ寄り道でイイモノができるのはよくあることです。シフトチェンジって事にしましょう。計画性がないなぁ。
- やっぱり青には黄が映えるのぅ
今回の塗装で、やはり青に黄という組み合わせはカッコよく映えますね。認識帯とかメイン塗装でもこの組み合わせはカーモデルとかマシーネンでも見かけるけど、汚しでもカッコよく見えるのでイイですね。まあ今回塗ったのはちょっとだけオリーブドラブった色ですが、今後も気にしながらやってみることにします。
反省としては、汚すにはやっぱり細い面相筆でやっていきましょう。どうしてもオイラは汚しとなると幼児性爆発な中くらいの面相筆で楽しんじゃうのがいけませんね。悪いんじゃないですが、ちょっとだけ汚しの主張が強くなっちゃうので「ほんのチョッとバイピングした部分に乗ってくれたら最高なのよ…」っていうところに「ウワッハッハ」って勢いよく塗ってしまった「強めの汚れ」色が乗ってます。反省ですね。
いやぁ~今回の汚しは滅茶滅茶いい塗装でした。今後もいろんな色でシャビシャビやってみましょうね。